ウェイトトレーニングをある程度本気モードで続けていると多くの人が1度や2度は腰や肩の痛みを経験してしまうのが現状だと思います。そして、そのままトレーニングを辞めてしまう人も多くいるのではないでしょうか?
私も何年も続いた腰痛やベンチプレスでバーを構えることすらツライほどの肩の痛みを経験してきました。そこで私なりに感じたケガの原因や対処法を述べてみたいと思います。
腰 肩の痛みの大半は筋肉の拘縮が原因では?!
私の場合、腰も肩も鍼治療で筋肉を緩めることで治すことができました。腰の痛みがひどいときは電気ショックのような痛みが突然走ることがあり、仕事中に「ギャーっ!!」と声をあげてしまうことも何度もありました。
椎間板がはみ出して神経を刺激するとかいう知識もあったので「こりゃ完全にヘルニアなのでは?」と思ったのですが、たった1度の鍼治療で劇的な効果を感じることができ(完治までは長かったですが)筋肉の拘縮によるものだと分かりました。
肩は両肩とも痛めてしまった経験があるのですが、こちらも症状がひどいときは肩を回すとゴリゴリとした感触があり、軟骨がすり減って云々が原因かなと思ったのですが、結局こちらも鍼治療で治すことができ、やはり筋肉の拘縮が原因だったのだなと知ることができました。
治療院選びが超重要
ただ、筋肉の拘縮が原因だったら何処の鍼灸院でも治せるというわけではないようです。私は今まで7人の鍼灸師さんから治療を受けましたが、治療スタイルはそれぞれ異なり大半の治療院ではある程度重い症状になると完治は難しいかかなりの期間がかかってしまうのが実態かと思います。
鍼灸治療のスタイルは様々なものがあるので治療家さんからは「そんなことない!!」という意見もあるとは思いますが、私が感じた鍼治療の特徴を挙げてみます。
・ピンポイントでしか効かない…鍼が筋肉を緩める効果は接骨院等の電気による治療器と比べてかなり大きく、凝ったポイントに的確にヒットするとその場で緩んだことが体感できたりもします。しかし、1本の鍼が効く範囲は非常に狭く、位置や深さが少しでもズレると効果が激減すると感じます。治療を受けていて「そこはチョット違うのでは?」と思ったときは大抵ハズレですね。
・刺激の強さと効き目はある程度比例する…鍼には様々な太さがあります。当然、太いほど身体に対する刺激は大きく極太の鍼になると刺されるときに感じる異物感は何とも言えずツライものがあります。
しかし、ツライぶんだけ効き目も大きく私の場合は普通の鍼で症状の改善が頭打ちになっていた右の臀部で刃鍼という先端が平らな切るように刺す鍼で治療してもらうことで一気に治りが早くなり完治しました。
太い鍼は効いている感があるだけで治りが早いわけではないと話す鍼灸師さんもいたのですが、私はこの経験があるので刺激の強い鍼の効果を強く信じていますね。
・痛くないのは上手はウソ…鍼治療は上手な鍼灸師がやると痛くないなんて話を聞いたことはないでしょうか?コレ 私は誤った噂だと思います。随分前の記事で紹介したように私は自分で鍼を刺すこともあるのですが、ド素人の私が刺してもプロの治療家さんに刺してもらうのと刺さる瞬間のチクチク感は変わりません。
痛くないというのは単純に 鍼が細い コリにジャストミートしていない というのが要因だと思います。逆に極太の鍼だと刺さる瞬間のチクチク感も強いですし、深く刺したときの異物感もスゴイですし、コリにジャストミートしたときのズキンっとくる痛みもスゴイです。
痛くない鍼治療というのは単純に使っている鍼が細いだけだとおもいます。番手にして2番程度ならよほど敏感な人でない限り痛くてツライということはないのではないでしょうか?
治療院選びのコツ
・深鍼治療ができるかどうか…鍼灸師さんだったらどこの筋肉のコリでも対応できるという訳ではなく、深い部位には対応できない治療院がかなり多いです。
ウェイトトレーニーでバルクのある人の場合、臀部の深い部位が凝ってしまった場合には15センチ程度の鍼が必要なケースもあります。
事前に電話やメールで鍼は何センチまで揃えているか?と問い合わせると良いと思います。2寸(約5センチ)程度までしかありません という返事なら頑固な臀部や腰の痛みへの対応は難しいかもです。
・コミュニケーションがとれるか…上に書いた通り鍼治療はピンポイントで筋肉が硬くなった部分に刺すことが超重要だと感じています。しかし、残念ながら問診や触診だけで確実に漏れなく拘縮を起こしているポイントに鍼をヒットさせられる鍼灸師さんはほとんどいないと思います。少なくとも私はそのような治療家さんに出会ったことはありません。
そのため鍼灸師さんによっては「この辺りですか?」「効いている感はありますか?」等とコミュニケーションをとってきます。コレが超重要で「ちょっと外れている気がする」とか「もうちょっとコッチもおかしい気がする」なんてときは遠慮せずに伝えましょう。
しかし、中には「もうちょっとこちらにも刺してみてほしい」と私が訴えたところ「刺しませーん」と返してきた偏屈鍼灸師もいました。よほど自信があるのかなと思って少し通ってみましたが症状も改善せず、私の中の二度と行かない治療院リストに追加しました。
・刺激の強さを重視しているか…コレは鍼灸師さんによっては「そんなことはない!」と言われそうなんですが、私の経験では刺激の強さ(鍼の太さや本数)と治療効果はある程度比例していると感じています。
頑固なコリになると細~い鍼をまばらに チョン チョン と刺すだけだと効果を感じられないことが多かったです。刺激を重視する鍼灸院では切るように刺す鍼等も用意しています。
私自身の体感も刺激は強いほうが治りは良いように感じますし、同じように効果が出た人が昔から多くいたからこそ極太の鍼や切る鍼も生まれたと思いますので私は刺激の強さの重要さを強く信じています。但し、極太の鍼を何十本も刺してもらうのは本当にキツイです。
以上が私が経験したケガで感じたことです。現在、腰や肩の痛みで悩んでいる人も良い鍼灸師に出会うことができれば完治できる可能性は大いにあると思います。鍼はまだ経験したことがないという方は試してみる価値はあると思います。
>>おすすめサプリショップ iherb
>>おすすめサプリショップ2 マイプロテイン