エレイコのパワーリフティングバーを購入し、しばらく使用したので使い心地を報告します。
筋太郎ジムでは
イバンコとボディメーカーのバーを使っていたのですが、最近はエレイコのバーが大会で使用される機会も増えてきてメンバーからエレイコのバーにも慣れておきたいという声があがり、購入することとなりました。
日本では
パワーフラッシュから158125円で購入することができますね。以前に紹介した
ローグフィットネスというショップでも取り扱っているのですが、メールで問い合わせたところエレイコのバーは日本への通販は対応できないとのことでした。
今まで国内大会で主流(多分)だったイバンコとの違いは
1.グリップ部分の径
2.ローレットの仕上がり
3.プレート間の寸法
が大きな点だと思います。
1.グリップ部の径イバンコが28ミリなのに対してエレイコは29ミリとなっています。このため手の小さい方はデッドのグリップがイバンコと比べてキツいと感じるかと思います。しかし、エレイコのほうがローレットの滑り止め効果は強力なので手が大きい人にとってはかえってグリップが楽に感じる可能性もあります。私の場合は手が大きいこともありエレイコのほうが若干ですが楽かなという気がしないでもないような…。
また、径が太いためか高重量をセットしたときのしなりがイバンコより少ないようです。そのため、デッドリフトではその他の条件が同じであればエレイコのほうが重量が下がると言えそうです。スクワットやベンチでの感触の違いは私レベルには感じ取れませんでしたが、選手によってはしなりやすいイバンコと硬いエレイコやレオコでスクワットの歩き方を変えたりもするそうです。
しなりの比較画像です。左が190キロにセットされたイバンコ。右が192.5キロのエレイコです。この画像だと分からないかな?
2.ローレットの仕上がりイバンコと比べてローレットにギザギザが非常に粗いです。そのため滑りにくさではエレイコに軍配が挙げられます。その違いは画像でもわかるレベルです。スクワットとベンチでは炭マグは全く必要ないのでは?と思うくらいです。
こちらはイバンコ。

コレはエレイコ。明らかに粗いですね。

バーの中央付近にはローレット加工を施していないツルツルの部分がありますが、この寸法も少し違います。イバンコよりエレイコのほうがツルツルの部分が明らかに広いです。このため、ナローデッドではスネと当たる部分の滑りが良くてやり易いんですが、ワイドでは問題がでてきます。
ワイドデッドで肩からまっすぐ腕を下した位置で握るとよほど骨格が大きい選手でない限りツルツルの部分に手がかかってしまうんです。小柄な女性だと完全にツルツルの部分を握ることになるかも。私の場合で指1本がツルツル部分にハミ出てしまいます。
ナローデッドではそのローレットの粗さからかえってグリップが楽に感じる選手もいるかもしれませんが、ワイドデッドではほとんどの選手がグリップが苦しくなるのではないかと思います。
更にもう1つ、イバンコにはローレット部分にグリップ位置の目安として使えるラインが左右3つづつ入っていますがエレイコでは81センチラインの1本だけ、グリップ位置をシビアに決めるにはイバンコのほうがやり易いですね。
3.プレート間の寸法イバンコとは寸法も少し異なり、左右のプレート間がイバンコは141センチ強。エレイコが133センチ強です。イバンコはこの寸法がNGで国際大会で使えないとか…。
こちらはイバンコ

こっちはエレイコ

今までイバンコのバーでプレートギリギリにスタンスを決めるワイドデッドをしていた方は少し狭めないとダメですね。それとスクワットのラックアップから歩き始めでプレートとラックを当ててしまいやすくなります。筋太郎ジムで使用しているパワーテックはワイドタイプのパワーラックの中でも幅が広めなのでエレイコでのスクワットは重心を左右にシフトしながら歩くタイプは気を使います。
エレイコVSイバンコローレットのない部分の広さやグリップの目安となる印、プレート間の寸法を考えると一般トレーニーにはイバンコのほうが使いやすいかと思います。エレイコはパワーリフティングで地元の協会が所有しているバーがエレイコだとか国際大会に出場したいだとかいう場合以外は必要ないかなと。
あとイバンコもメッキ仕上げのバーと比べると錆びやすいですが、エレイコは更にサビやすい感じですね。まだ数か月しか経っていませんが、すでにローレット部分が茶色くなってしまいました。

イバンコはプレート取り付け部分が錆びやすく、ローレットは錆びにくいのに対して、エレイコはローレット部分から錆びてきました。
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