先日、筋肉ムキムキの人間が冷めた目で見られるのは日本だけ という雑誌やネットの記事は筋肉業界の陰謀であるという記事を書きました。まぁこの記事は冗談半分で書いた記事なんですが、私が「これウソだよね?」と感じる筋肉業界の常識がもう1つあります。
それは
ウェイトトレーニングによってケガを防ぐことができる ということです。トレーニング関連の記事をよく読む方であれば1度は読んだことがあるのではないでしょうか?
確かにコンタクトスポーツ等ではヒョロヒョロガリガリの身体よりは筋肉の鎧をまとった身体のほうがケガをしにくそうな気がします。しかし、そこにたどり着くまでにウェイトトレーニングによってケガをしてしまう人のほうが圧倒的に多いのが現実だと感じます。
ウェイトトレーニングの専門家ともいえるパワーリフティングやボディビルのベテラン選手では違和感のない間接の方が少ないという選手も珍しくありません。全日本クラスの選手で1度もウェイトによるケガがないという選手は皆無に近いのではないでしょうか?
私自身も5年前に歩くだけでも腰とお尻が痛むほどのケガを負ってしまい、未だに完治したとは言えない状態です。また、右膝にも痛みを抱えています。筋太郎ジムのメンバーでもある程度本気モードで鍛えてるメンバーは全員が大なり小なりケガの経験があります。パワーリフティングの試合会場で普段会わない選手たちを話をさせていただいても「○○を傷めちゃってさぁ」という話題に必ずと言っていいほどなります。
これほどウェイトトレーニー達にはケガが蔓延しているのになぜトレーニング誌等ではトレーニングによってケガを防げるというウソをタレ流しているのでしょうか?答えは簡単です。
ネガティブな現実を否定し都合の良い誤情報を流すことで筋トレにのめり込んでいる人を少しでも長く筋肉マニアに留めることでサプリメントやトレーニングギア、器具を売るための情報操作なんです!!(そんな気がする)
私が感じる真実はこうです。
①ウェイトトレーニングによって競技中のケガを防ぐことはできるかもしれない。しかし、そこに到達するまでにウェイトトレーニングによるケガをする。②とにかくウェイトトレーニングは頑張れば頑張るほどケガをしまくる。③フォームやコンディショニングによってケガをせずに強くなることは可能かもしれない。しかし、それを達成できた選手はほとんどいない。実際の現場では、ケガのリスクを背負ってでもウェイトトレーニングをしないと勝てないからやる。または、トレーニングが好きすぎてケガを覚悟でやる。というのが現実だと思います。
ケガの度合によっては仕事に影響してしまうこともあります。このようなリスクを承知でトレーニングをするのは自己責任ですが、誤情報によってケガを防ぐつもりでトレーニングして大ケガを負ってしまっては目も当てられません。メディアは正確な情報を伝えてほしいものです。
(この記事はそこそこ本気で書いてます。)
>>おすすめサプリショップ iherb
>>おすすめサプリショップ2 マイプロテイン